がすてなーに ガスの科学館

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がすてなーにのススメ 其ノ拾壱
~価値の連鎖を調査せよ!!~

お知らせ

2021/05/14

みなさんこんにちは。

お久しぶりです!和菓子が大好きなぴろざえもんです!

ついにゴールデンウィーク、そして子どもの日も終わりましたね。

皆さんの家では、こいのぼりを上げたりを飾ったり、柏餅ちまきを食べたりしたのでしょうか?

せっかく家で過ごす時間も長いので、今回私は色々な柏餅の食べ比べをしてみました!!

甘さや大きさ、食感に風味、値段に日持ちする期間など、それぞれに違いがありました。同じ柏餅なのに、どうしてこんなに違いがあるのか不思議ですよね?

みなさんはなぜだと思いますか?今回はそのヒミツについて、少し考えてみましょう!

 

 

私が食べた柏餅は、誰か(仮にAさん)が柏餅を作って売ろう!と考えて、できたものです。

Aさんが柏餅を作ろうと考える⇒材料を準備⇒作る⇒お店に運ぶ⇒売る⇒(ぴろざえもんが買って食べる!!)

 

柏餅の材料は、上新粉、白たま粉、砂糖、小豆、砂糖などが必要です。でも、Aさんが一人で材料の一つ一つから作っているのでしょうか?

小豆は小豆農家の方が、砂糖も砂糖工場の方が作っています。Aさんは、この方々から仕入れているはずです。

人気になる柏餅を作るためには、良い材料を仕入れなくてはいけません。だって、○○産の小豆を使っている!とか、□□の砂糖使用!とか言われると、その柏餅がよりおいしそうに感じませんか??

他にも、伝統の製法で作っていますとか、○○に献上されたお菓子です!!老舗の○○で販売しているものです!など信頼できる実績が加わると、柏餅の価値は上がりますよね?

だから、実績のある一流の和菓子職人が、最高級の材料を使って作った柏餅は、質も味もよくなるということなのです。

 

小豆農家の方が最高の小豆を作ったり、柏を栽培している方が、良い柏の葉が取れるよう柏の木の管理を徹底したり・・・。

運送会社の方が商品をいち早くお店に並べられるように、効率よく運んだり、お店でおいしい状態が保てるように、保管方法を工夫したり…など。

一つ一つの材料、工程にどれだけの費用・時間・手間を掛けるかで、その商品の価値や値段に違いが出てくるのですね。

お餅はすぐに硬くなってしまうので、賞味期限が短くなります。その為、保存料を使用したりお餅に柔らかさを持続するための工夫をしたりすることが、より多くの種類の柏餅が登場する理由なんです。

 

作って運んで販売して…というそれぞれの工程で価値を高める工夫をしていくことをバリューチェーンといいます。

都市ガスも、原料である天然ガスの掘削から輸入、製造や供給まで、さまざまな価値を付加しています。

例えば…

■安価で安定したLNGの調達先を確保する。(LNGの掘削プロジェクトから参画したり、新たな調達先を検討していきます)

■地震防災対策のもと、安全かつ安定的に都市ガスを供給する。

■分散型エネルギーシステムや環境に配慮した機器、再生可能エネルギーとの組み合わせなど、お客さまのニーズに合わせたエネルギーをお届けする。

 

がすてなーにの1F展示室では、楽しみながらLNGバリューチェーンについて学ぶことができます。

 

 

 

 

 

ぜひ、見学してLNGバリューチェーンについて調べてみてください!

そして、その日のおやつにはぜひ柏餅を食べましょう!(大福でもケーキでもいいけどね♪)

 

今回は価値の連鎖を調査せよ!ということで、柏餅のヒミツとLNGバリューチェーンについてお話ししました。

普段当たり前のように使っている都市ガス。その都市ガスの原料であるLNGの価値の連鎖=バリューチェーンについて、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。