がすてなーに ガスの科学館

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がすてなーにのススメ 其ノ参拾参~発電ってなーに?~

お知らせ

2023/02/10

みなさん、こんにちは!
2月になり、今年度もあと1か月半程になりました。
今回の「がすてなーにのススメ」は春になるのが待ち遠しい、じゅんちゃんが担当します。

 

2月と言えば空気が冷たく、思わず肩に力が入る方もいるのではないでしょうか?
2月は1年を通じて気温が最も低くなる時期です。
1日中、エアコンやファンヒーターなどの暖房をつけている家も多いのではないでしょうか?
この電気がどのように作られているのか気になる方も多いかもしれませんね。
そこで私がおススメしたいのは、こちら!

1階展示室内でご紹介している発電ってなーに?です。
こちらでは自然の力を使って繰り返し電気を作ることができる
再生可能エネルギー
発電の仕組みを体験できます。

 

いくつかある再生可能エネルギーの中でも、今回は風力発電に注目してみましょう!
風力発電は名前の通り、風の力を使って発電をします。どの様に発電しているのかというと、
風が吹くことにより風車(プロペラ)が回転し、発電機を動かして電気を作っているのです。
←こちらではうちわで風を起こし、風車を回します

ということは、風が吹けば発電できるので昼も夜も稼働することができますね。
更に自然の力を使って発電するので、発電時に地球温暖化の要因のひとつと言われている
二酸化炭素の排出がありません
環境にやさしい発電方法なので、どんどん増やしていけば、温暖化の進行を防ぐことにつながるのではないでしょうか?
←プロペラ型の風力発電 「横浜市風力発電 ハマウイング」を横浜ハンマーヘッドデッキから撮影
風車は風を捕まえやすくするために様々な種類がありますが、上の写真のようなプロペラ型を見かけることが多いです。
(プロペラ型以外にも、多翼型、オランダ型、サボニウス型などがあります)
風向きに合わせてプロペラの向きを変えることができ、効率良く電気を作れます!

 

 ところでみなさんの家の近くに、風力発電はありますか?あまり見かけませんよね。
それは、、、

 

 

 

風が吹けば発電できる訳ではない!!”
風力発電が稼働するためには、およそ10m前後~25mあたりの風速が必要です。
この風の強さは「人が風に向かって歩きにくく、傘がさせない」くらいから
「何かにつかまっていないと立てない」ぐらいです。
その条件に合う場所は山や海辺などです。
(がすてなーに がある江東区は海に面していて条件に合うため、風力発電が設置されています)
つまり風が弱いと風車が回らず、強すぎると安全のために発電を停止してしまうのです。
24時間365日稼働、というわけにはいかないようですね。

”風は常に吹いている訳ではない”
天候は人の力でコントロール出来ないため発電量が不安定です。
風が吹かなければ発電量はもちろんゼロになってしまいます。
天候に左右されず安定して電気を作ることができると良いですよね?
実は、日本での発電方法として多い化石燃料を燃やして作る火力発電がその方法なのです。
風力発電の不足部分を火力発電で補いながら、電気を安定して作れたら良いですよね!

 

 

風力発電以外にも自然の力を使った発電方法がいろいろあります。
きっとみなさんが住んでいるまちにも、今まで気づかなかった”自然の力で発電している場所”があるかもしれません。
もしも見つけられたら、地球にやさしく発電しているまちなんだ!と自慢ができますね♪
1階展示室内の「発電ってなーに?」で体験しながら調べてみてくださいね!