がすてなーに ガスの科学館

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新着情報

どこでも!がすてなーに Vol.16 こたえ
~クロスワードパズルに挑戦しよう!~

お知らせ

2022/06/24

みなさんこんにちは!

先週のクロスワードパズルには挑戦していただけたでしょうか?

見事キーワードを導き出せましたか?

早速こたえあわせをしてみましょう♪

 

 

キーワードは『かいようさんせいか』でしたね!

『かいようさんせいか』とはいったい何なのでしょうか?漢字で書くと『海洋酸性化』です。

 

世界中で地球温暖化が深刻な問題となっていますが、その原因のひとつである二酸化炭素が増えると、にも影響がでるということをみなさんはご存じですか?

ここで問題です。

二酸化炭素は、あるものに溶けやすいのですが、何に溶けやすいのでしょうか?

 ①お湯

 ②水

 ③氷

 

正解は・・・

 ②水

 

二酸化炭素は、お水に溶けやすいという性質があります。※

 

では、地球上で水が沢山あるところと言えば・・・?

 

そう、ですね!

 

空気はその大部分が窒素で、その他酸素や二酸化炭素などでできているのですが、窒素と酸素は水には溶けにくいという性質があります。

つまり空気中に二酸化炭素が増えると、海水に二酸化炭素がどんどん溶けていってしまうという訳なのです。

小学校高学年以上の方は、酸性・アルカリ性という言葉を聞いたことがあるのでないでしょうか?

海水は、弱アルカリ性です。

二酸化炭素が海水に溶けると、海水のアルカリ性が弱まってしまうのです。(酸性に近づいていってしまう)

 

海に生息するサンゴや貝は、海水に溶けているカルシウムイオン炭酸イオンを結合させた、炭酸カルシウムで自分の骨格や殻をつくっています。しかし海水に二酸化炭素が増えると、それが酸として働いて炭酸イオンを減らしてしまいます。これを海の酸化性といいます。

海の酸化性が進むと、カルシウムイオンと結合できる炭酸イオンが減少し、生き物にとって必要な炭酸カルシウムをつくりづらくなってしまうのです。

逆に、海草や海藻のような光合成をする生物は、成長が促進されるといったこともあります。

このような状況が続くと、酸性化に弱い種族は絶滅の恐れがあり、酸性化に強い種ばかりが残ることになります。

海の生き物のバランスが崩れてしまいますよね?

 

温暖化も進行すると、海水の温度が上がりサンゴの白化現象が起きてしまいます。白化現象が長く続くと、いずれサンゴは死んでしまいます。

サンゴは魚たちの棲み処です。私たちが普段食べているお魚が、棲み処やエサがなくなって次第にいなくなてしまうかもしれません!!

海洋酸性化や地球温暖化は、『生活とは関係のない話』という訳ではないのです!

 

6月8日は世界海洋デーです。

海が私たちの生活に果たす重要な役割や海を守る大切な方法について知り、海の美しさ、豊かさ、可能性を記念する日です。

今月は環境月間でもあるので、ぜひ海洋酸性化について知り、どうすれば自分たちの手で海の環境を守れるのか考えてみてはいかがでしょうか?

 

        サイエンスショー【実験!発見!CO2】より

 

二酸化炭素を一番出さない化石燃料についてや、環境に配慮した発電方法については、がすてなーにで学ぶことができますよ!

 

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※二酸化炭素は、水の温度が低いほど溶けやすいです。海水の温度が高くなると、海水に溶けていた二酸化炭素が大空気中に放出され量が増えるので、地球温暖化がより加速します。海水が二酸化炭素を吸収することにより、大気中の二酸化炭素量はバランスを保てていたのですが、産業革命以降二酸化炭素の排出量が増えすぎてしまったため、海にも大気にも影響を及ぼしています。

陸と海の生物は、温暖化の影響を強く受けますが、海の生き物は海洋酸性化の影響も受けるのです。これは、二酸化炭素が引き起こす【双子の問題】と言われています。大気中も水の中も正常に戻すためには、根本的に二酸化炭素の排出量を減らさないといけないのです。

水の温度が低いほど二酸化炭素は溶けやすくなりますが、氷には溶けません!!炭酸水を凍らせると、溶けていた二酸化炭素が出てきてしまい危険なので、ふたをしたまま炭酸水を凍らせるのは絶対にやめましょう!!