がすてなーに ガスの科学館

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どこでも!がすてなーにVol.19
おうちで実験!~キミにはきっと見えている!!~

お知らせ

2022/08/26

みなさんこんにちは。

夏休みも終盤!宿題はもう終わりましたか?まだたくさん宿題が残っているように見える・・・目の錯覚かな?と思っているそこのあなた!

自由研究がまだ終わっていないなら、今回は【見え方】について簡単な実験をしてみませんか?

実験結果をまとめれば、自由研究ができちゃうかも!?

 

実験その1

AとBの赤い部分は、どちらの方が長いでしょうか

 ①Aの方が長い

 ②Bの方が長い

 ③どちらも同じ長さ

 

 

正解は・・・

 ③どちらも同じ長さ

 

 

実験その2

目玉焼きの黄身の大きさには、違いがあるでしょうか?

 ①右の方が大きい

 ②どちらも同じ

 ③左の方が大きい

 

 正解は・・・

 ②どちらも同じ大きさ

 

どうして、同じ長さや大きさのものが、違うサイズに見えてしまうのでしょうか?

どちらも、人の目の錯覚が引き起こす現象なんです。

 

 

実験その3

左の絵を、10秒くらいじっと見てください。 

見終わったら、右の絵を見てみましょう。

 

ぼんやりと、炎に色がついてみえませんか?

何色に見えたでしょうか?

 

これは、残像という現象なんです。

人の視覚は物を見た後に、見た像がしばらくの間残っています。そこで、まばたきをしても、物の動きが途切れ途切れに見えず、きちんとつながって見えるのですね!

 

人の目の網膜は、赤・緑・青の光を感じる細胞があります。この3色の光を組み合わせて色々な色を見ることができるのです。

皆さんは、ほしょくという言葉を聞いたことはありますか?漢字では、補色と書きます。これは、色相環で正反対に位置する関係の色の組合せのことなのです。

※この図は色彩の関係を示した概念図のため、各色彩を厳密に再現したものではありません。

 

ある色をしばらく見つめていると、見えた色の補色が残像として別の場所に見えることがあります。

オレンジと補色関係にあるのは水色です。そこで、線だけの炎のイラストが、ぼんやり青い炎を見ることができたのですね!

 

では、夜空に花火を打ち上げることはできるのか、実験してみましょう。

上のイラストを2枚ダウンロードして、一枚には鮮やかな色を塗ります。

しばらく見つめた後に、色を塗っていない紙をみてみましょう。きれいな打ち上げ花火を見ることができたでしょうか?

 

今回は見え方のふしぎについて実験しました。ぜひ、身の回りのものをもう一度よく見てみてくださいね。実は、錯覚だったり、見え方が違っていただけということがあるかもしれないですよ!

宿題の山が見える人は・・・きっと錯覚ではないので、早く取り掛かりましょう!たくさん勉強できる!という違う視点も生まれるかもしれません!!